ウットンバイオスターとは
ウットンバイオスターは杉の蒸煮により抽出された杉エキスを主原料として作られた植物代謝活性液です。
製造工程
ウットンバイオスターは南九州産のスギ間伐材を使用しています。スギをチップに粉砕し、6気圧120~160℃の高温高圧で蒸煮します。
蒸煮する際に抽出されたスギエキスにはフルクトース(果糖)のほか、リグニン由来のフェノール類をはじめ、様々な有機酸が含まれています。
このスギエキスを主原料に、菌類(枯草菌・植物性乳酸菌・酵母菌・光合成細菌)やミネラル(昆布パウダー・にがり)、広葉樹木酢液、糖蜜を加えて培養したものがウットンバイオスターとなります。
効果
栄養成長と生殖成長のバランスの保持
果菜類野菜において、収量増加、糖度アップ
過剰な硝酸態窒素を速やかに同化
代謝を促進させ、収量増加、収穫期の短縮
ウットンバイオスターは硝酸からアンモニアを合成している代謝調節に作用し、光合成能力向上と併せ持ってタンパク質合成を促進させ、>植物体内に残留する硝酸イオン濃度を低下させます。
この働きにより、食味の向上だけでなく日持ちの改善にも繋がり、高栄養価の働きも期待できます。
天候不順による生育不良の改善
糖(炭水化物)を補充し、アミノ酸の合成を上げる
ウットンバイオスターを散布することで、木質由来の多種にわたる有機酸が植物体内のクレブス回路に作用し、代謝を促進させ、残留窒素をアミノ酸からタンパク質へと転換する効果があります。
商品概要
肥料の名称 | ウットンバイオスター |
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肥料の種類 | 堆肥 |
製造元 | 宮崎みどり製薬株式会社 |
正味重量 | 10kg |
主な成分の含有量等 | N:0.016% P:0.0026% K:0.19% Ca:0.06% C/N:53 |
保管方法 | 直射日光を避け常温(5~20℃)で保管してください。開封後3ヶ月以内にご使用ください。 |
使用方法
葉面散布
葉菜類
散布方法:植付後、2週間目に100倍液を80~150L/10a散布
散布時期:10~14日間隔
根菜類
散布方法:植付後、1か月目に100倍液を80~150L/10a散布
散布時期:10~14日間隔
果菜類
2週間おきに100~300倍液を200~300L/10a散布
水稲
苗100倍液どぶ漬け
田植え10日後に100倍液散布、幼穂形成期100倍液(展着剤混合)
土壌散布
潅水
希釈倍率:100~300倍
散布時期:10~14日間隔
散布量:80~300L/10a
更に効果的な使用方法
※展着剤混合:作物の種類によって葉の表面張力に違いがあるため、ツルツル滑るものには展着剤の併用をお勧めしています。
※硝酸態窒素の低減(食味向上):収穫日の3~4日前に散布すると効果的です(特に葉菜類)